総理大臣に何度も推薦されるも断り続けた西郷どんの弟
歴史上の人物を四柱推命で鑑定! 第43回 ~西郷従道(つぐみち)
○知性40%(印綬)
知性は何かを学ぶことが好きで、物事を論理的に捉えるのが得意。「印綬」は、学校の勉強がよくできて、幅広い知識を持っている。人を教えるのも好きな性格の持ち主だ。
1885(明治18)年、第一次伊藤博文内閣の際、海軍の会計整理に不備が多く、どのように整えて海軍の信望を高めるかが専らの課題であった。従道はそれまで陸軍中将として台湾出兵等を指揮していたが、一転、最初の海軍大臣に抜擢され、3年でこの会計整理を完成させて見せた。広い視野で現状を把握して順序立て、指示出しするのが得意だったのだろう。
なお、この時、山本権兵衛を海軍省官房主事に抜擢しており、この人事が後に日清・日露の戦争の勝利に導いたと言われている。
○行動力10%(正官)
行動力は、考えるよりも行動で結果を出そうとする性格。中でも「正官」は、プライドが高く、几帳面で責任感がある。社会貢献をよくし、世間体を気にする。
行動力を持ち合わせているゆえ、時には考えなしにカッとなり攻撃的になったこともあったのだろうか。若い時には、精忠組に加入し、尊王攘夷運動に身を投じた。1862(文久2)年には、有馬新七らの過激な一党に参加するも、寺田屋事件で弾圧を受け、謹慎処分となっている。1863(文久3)年の薩英戦争では、決死隊に志願し、スイカ売りを装い英国の船に乗り込もうとした。